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立華だより 2019年2月
つくるということ
子ども達はここ一ヶ月、製作に夢中になっています。「これ、ここにくっつけたらどうなるかな?」「私やってみる!」「ねぇテープちょうだい」「いいよ、待ってて」「あっ、誰かここ持ってて、倒れちゃう」「じゃあ僕が持ってる!」「お願いね」「ここの色はどんな色がいいかな?」「うーん…」イメージを膨らませ言葉を交わしながら作ることを楽しんでいます。
子ども達は作ることが大好きです。一生懸命、ああかな、こうかなと考えて自分が思い描いているものを形にしようとチャレンジします。成功することも、失敗することもあります。失敗して悲しんだり怒ったり、諦めたりすることもあります。そこはちょっぴり、先生が助けます。「こうするのはどうかな?」「こんなのあるけど使ってみる?」友だちも助けてくれます。「じゃあさ、こうしてみようよ!」するとまた「うん!」意欲がムクムクムク…。そうして出来上がったものが、作品展に並びます。子ども一人ひとりが違うように、表現も一人ひとり違います。表現の世界は「正解」がないからこそ、面白く夢中になれるものでもあります。
今年1年、子ども達の「作りたい!」という意欲、「こうしよう」という主体性、「出来た!」という達成感、充実感を大切にしながら製作活動に取り組んできました。子どもなりの表現は、「感じる・気づく・考える・イメージする」という普段からの目に見えない感性から生まれます。
明日は作品展です。どうぞ子ども達に負けない想像力を持って、世界にひとつの作品たちをご覧下さい。
