今月のテーマ今月のお知らせ

15時お迎えね
立華だより 2024年5月

 春を通り越して夏のような陽気が続いています。子ども達も半袖になって園庭を駆け回ったり、ダンゴムシを捕まえたりしながら心地良い風を感じています。園庭では気持ち良さそうに鯉のぼりが空を泳ぎ、子ども達はジャンプしたり背伸びをしたりしながらどうにか捕まえようと頑張っています。捕まえた時の「やったー!」というとびきりの子どもの笑顔を見ることを毎年楽しみにしている私です。

 さて、新しいクラスになって1カ月が過ぎようとしています。どのクラスの子ども達も少しずつ新しい環境に慣れはじめ、落ち着いた姿を見せてくれるようになってきました。先生達は日々、子ども達の気持ちに寄り添い、抱っこをしたり話しかけたり興味を持ちそうなものを見せたりしながら、子ども達が安心して過ごすことが出来るように「大丈夫だよ」「おうちの人お迎えに来るからね」「これ楽しいよ」「一緒にやろうよ」などなど様々な働きかけを積み重ねています。保護者の皆様には、慣らし保育のご協力も大変ありがとうございました。特に初めての場所や教室は「緊張」しますし、誰よりも一緒にいたい「おうちの人」の存在は、子どもにとっては何よりの安全基地ですので、そこから離される「不安、寂しさ」はとても大きく、園生活が「楽しい」になるまで時間を要します。まだ環境に慣れない子ども達は、泣いたり自己主張したりしながらその不安を訴えています。「ここは何?なぜ私を置いて行くの~」から、「ここにいて大丈夫なんだね」「おうちの人もちゃんと来るんだね」を分かりはじめるまでの必要な時間が、慣らし保育でした。今月はまた連休があるので、慣れたはずが…あれ?ということもあるかと思いますが、それはきっとほんの僅かな時間です。先生方は子ども達が今日一日何を楽しんでいたかなどを保護者の皆様にお伝えしていますので、その情報をもとに「今日もボール遊びしておいで」「○○くんと遊べるかな」「お迎えにいくからね」と子ども達を笑顔で送り出してあげてください。お迎えの時も、「早く帰るよ」「早く支度して」とつい言いたくなりますが、子ども達はおうちの方が来てくれることをとても楽しみにしています。「今日は15時のお迎えね」とおうちの人と約束してくると、その約束をその日会った先生達みんなに言って歩くくらい、楽しみにしています。どうぞ笑顔で、「おかえり」と受け止めてあげてください。子ども達は周りの大人に受け止められ、愛されていることを肌で認識することで安心し、心健やかに育ちます。忙しい毎日ではありますが、1日10分でも、子どもの目を見ながら触れ合う時間が持てますように。寝る前の絵本タイムもオススメです。

 私たちもおうちの方と同じくらい、子ども達にとって「大好き」な存在になってもらえるよう、子ども達とたくさん関わって参ります。

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